東京・日本 - 2026年7月。KIPON Japanは、プロ用2/3型B4放送レンズのイメージサークルをフルフレームへ拡大する4.2倍光学コンバーター4機種を発売しました。PL、Sony E、Canon EOS R、Leica Lマウント用を、日本公式オンラインストアkipon.jpでご購入いただけます。
本シリーズは、放送用ズームレンズが持つ望遠性能と操作性を、現在のフルフレームデジタルシネマカメラで活用したい制作現場に向けて開発されました。ライブ制作、EFP、ドキュメンタリー、マルチカメラ撮影などで、使い慣れたB4レンズをすべてネイティブのフルフレームズームへ置き換えることなく、撮影システムの選択肢を広げます。
フルフレーム時代にもB4レンズが必要とされる理由
フルフレームデジタルシネマカメラは、映画やCMだけでなく、コンサート、ライブイベント、ドキュメンタリー、スタジオ、ハイエンドな放送制作にも活用されるようになりました。こうした現場では、ラージセンサーならではの映像表現と同時に、素早く再現性の高いカメラオペレーションが求められます。
プロ用B4レンズの多くは、広い焦点距離範囲、滑らかなサーボズーム操作、カメラオペレーターにとって使い慣れたワークフローを備えています。1本の放送用ズームで刻々と変化するフレーミングに対応できれば、イベントの途中でレンズを交換する回数も抑えられます。高品質な2/3型B4レンズを保有する制作会社にとって、それらは今も大切な技術資産であり、設備投資の一部です。
放送とシネマのワークフローをつなぐ選択肢
ネイティブのフルフレームシネマズームは現代の映像制作に欠かせない一方、長いズームレンジを持つモデルは大型で重量があり、価格も高く、カメラマウントによっては必要な焦点距離を選びにくい場合があります。これに対してB4レンズは、望遠性能、操作スピード、再現性、フィールドやスタジオでの安定した運用を重視して発展してきました。
KIPON B4 FFシリーズは、この2種類のレンズを同じものに変えるのではなく、対応するB4レンズをフルフレームカメラ上の新たな選択肢にするための光学的な橋渡しを行います。EFP、スポーツ、コンサート、舞台、ライブ配信、ドキュメンタリー、マルチカメラ制作など、瞬時にフレーミングを変える必要があり、頻繁なレンズ交換よりも広いズームレンジが重視される現場で特に有効です。
2/3型B4放送レンズをフルフレームへ
プロ用B4放送レンズは、2/3型3板式カメラシステム向けに設計されています。そのため、レンズが投影するイメージサークルはフルフレームセンサーに必要な範囲より大幅に小さく、単純な機械式マウントアダプターだけでは画面全体をカバーできません。
KIPON B4 FFコンバーターは、4.2倍の光学系によって投影イメージサークルを最大47.06mmまで拡大。対応するB4レンズならではの望遠性能、幅広いズームレンジ、使い慣れた操作性を、フルフレームの映像制作環境へ導入します。また、3板式CCDシステム用B4レンズに関連する色ずれの特性を考慮した光学設計を採用し、現代の単板式ラージフォーマットカメラで、より安定した映像表現を目指しています。
プロフェッショナル向けの光学・機構設計
光学系は7枚4群構成です。高屈折率ガラスと低分散ガラスを組み合わせ、拡大したイメージサークル全域で収差を抑えながら、シャープネスとコントラストの維持を追求しています。B4 FFシリーズはドイツで設計され、ステンレススチール、アルミニウム、光学ガラスを組み合わせた堅牢な構造を採用しています。
長い、または重量のある放送用レンズをコンパクトなシネマカメラの前に装着する場合、精密な加工と安定したマウント接続は特に重要です。4種類のカメラマウントにより、共通する光学コンセプトをPL、Sony E、Canon EOS R、Leica Lの各制作環境へ導入できます。
約4段の光量低下を含めた撮影設計
2/3型のイメージサークルをフルフレームまで拡大するため、4.2倍の光学変換では約4段の光量低下が生じます。露出、センサー感度、シャッター設定、照明条件は、B4レンズ単体ではなく、カメラ、コンバーター、レンズを組み合わせたシステム全体で計画してください。
実際の制作に入る前に、使用するレンズとカメラの組み合わせごとに互換性を確認することも重要です。重量のあるレンズには適切なレールやレンズサポートが必要になる場合があり、サーボズームやフォーカス機能には、それぞれ対応する電源やコントロール環境が必要です。移動撮影、長時間の収録、機材変更を最小限にしたいライブ現場では、事前の確認が安定した運用につながります。
KIPON Japanで発売する4機種
今回のメインビジュアルには、B4 FFシリーズ全体の5種類のマウントを掲載しています。そのうち、KIPON Japanで現在直接購入できる製品は次の4機種です。
- KIPON 4.2x B4-PL FF フルフレームコンバーター - PLフルフレームカメラ用
- KIPON 4.2x B4-Sony E FF フルフレームコンバーター - Sony Eフルフレームカメラ用
- KIPON 4.2x B4-Canon EOS R FF フルフレームコンバーター - Canon EOS Rフルフレームカメラ用
- KIPON 4.2x B4-Leica L FF フルフレームコンバーター - Leica Lフルフレームカメラ用
日本での価格と購入について
各モデルの販売価格は¥588,800です。予約商品ではなく、kipon.jpから直接購入できる商品として掲載しています。キャンペーンやクーポンが適用される場合は、購入時にKIPON Japan公式オンラインストア上で最新の条件をご確認ください。
B4 FF 4.2xシリーズは、従来から蓄積されてきたB4放送レンズの運用方法と、現在のフルフレームカメラプラットフォームを結びます。長い焦点距離、素早いフレーミング、マルチカメラ運用が求められる制作で、チームが熟知する対応レンズ資産を引き続き活用するための新たな選択肢です。
